新時代への挑戦
~かけがえのないものを守るために~

長岡商工会議所青年部(以下長岡YEG)は創立以来、商工会議所活動の一翼を担い、地域の経済的発展の支えとなるよう活動して参りました。そして弛まぬ努力と情熱を傾けてこられた先輩諸氏の精神を脈々と受け継ぎ、今では300人を超えるメンバーがその思いを胸に地域の発展に寄与すべく一丸となり活動に邁進し続けております。

また、長岡市にとって平成30(2018)年は、初代長岡藩主・牧野忠成公が長岡城主になった元和4(1618)年の開府からちょうど400年という歴史的な節目の年となります。

今を生きる私達は、400年という長い歴史の中で先人たちが未来に思いを馳せ、必死に切り拓いてきたこの長岡を守っていかなければなりません。そのために今、私たち長岡人は手を取り合って、新時代であるこれからの100年に向けて前向きに行動し「挑戦」していかなければならないと思います。

さて、皆さんにとって「かけがえのないもの」とは何ですか。それは人それぞれかと思いますが、私にとっては家族であり、受け継がれた家であり、会社、そして、これまで育ちこれからを生きるこの地域であると考えています。では、これからも愛する家族が幸せに暮らしていけるように、また、これからを担う世代が夢や希望を持てる地域にできるようにするにはどうしたらよいでしょうか?

そのためには、企業の発展が原点となり、地域社会に貢献することが大切だと考えます。現在地域経済をとりまく環境は緩やかな回復基調にあるとはいえ、まだまだ企業経営は楽観視できない局面にあるようです。そんな時こそ、私たちは長岡YEGで得た知識や経験や人脈を活かし、YEG精神である「研鑽」「交流」「貢献」を通じて企業家としての精神をより一層高め、大きく成長しなければなりません。そしてそのことこそが、かけがえのないものを守ることに繋がるのだと考えます。

私は、平成30年度長岡YEGの会長を拝命するにあたり、「研鑽」「交流」「貢献」を軸に事業を推進して参ります。

商工会議所青年部の目的の一つは、次代の地域経済を担う若き経済人の相互研鑽の場であると考えます。私たちは経済人として多くの知識を得ることが必要不可欠です。YEG活動を通じ、多岐にわたり得た経験や知識は私たちの見識を広め、日頃とは違った目線で物事を捉えられる力を習得できるはずです。企業経営力を更に高める知識を身に着ける活動を推進し、会員企業の更なる経営資質向上に挑戦して参ります。

また、私たちは300人を超える若手経済人が集う巨大な組織となったことで、更なる可能性を手に入れました。様々な業種や年代、価値観など意見の異なる多様な会員がYEG活動を通じて多くの時間を共有する交流は、新たな気づきを促すものとなります。従って交流の場は前向きな行動力を養うことができるはずです。本年度も更に意識をもって会員相互の交流はもちろんのこと、他団体との交流にも取り組み、ビジネスに連携する幅広いネットワークを構築できる環境を作っていきたいと思います。

そして、YEG活動を通じ、得た知識や連携をもって仕事に取り組み、自らの企業を繁栄させること自体が、地域社会に対する貢献の一つですが、更に地域を支える青年経済人として地域活性化事業への参画や産学連携を通じて未来の事業家育成や労働力不足問題に伴う雇用促進にも積極的に取り組み、地域社会に貢献したいと考えています。

いよいよ「平成」という一つの時代が終わろうとしています。私たちはこれらの「研鑽」「交流」「貢献」という精神をしっかりと身につけ、かけがえのないものを守るためにも、次の新しい時代に向けて更なる成長を目指さなければなりません。今こそ、創意と工夫をこらして、絶えず革新に挑戦し、自らが描く理想の「新時代」への一歩を踏み出しましょう。

結びに、私は、YEG活動とは事業を成し遂げることだけではなく、事業を通じて経験値を高め、同じ時を仲間と過ごし絆を深めることが大切だと考えます。そこで得た経験や絆は必ず私たちを成長させてくれるはずです。しかし、その機会は誰かが与えてくれるものではなく、自ら掴み取りに行かなければなりません。その一歩を踏み出すのは自分自身です。今こそ勇気と情熱を傾け、失敗を恐れず果敢に挑戦し、自らの手でチャンスや可能性を掴んでいきましょう。

そして、会員の皆さんにはYEG活動を楽しんで欲しいと考えています。すべての人に対して与えられた時間は平等です。楽しみながら活動し、費やす時間の価値を更に高めていけば、必ず良い成果を得られることは間違いありません。長岡YEGの大きなご縁を活かし、みんなで「縁JOY」しながら活動していきましょう。


平成30年度 長岡商工会議所青年部 会長 由本 直樹