共感
共に感じ共に生きる

長岡商工会議所青年部(以下、長岡YEGとする)は平成13年11月に73名で創設された後、23年間という長い時間を重ね、今では300名近い会員数となり、日本YEGの中で有数の規模を誇る団体となりました。しかし、規模が大きくなる事で会員同士の深いコミュニケーションは減少し、新たな発想が少し生まれにくくなっているように感じています。コロナ禍を経て、様々な環境が大きく、そして早く変化していく中、我々の組織も、今、まさに変化をしていく時期に差し掛かっているのだと強く実感しています。

 私はこの度会長職をお預かりするにあたり、自身のこれまでを振り返ってみました。そこで改めて感じた事は、長岡YEGは「多くの会員と素晴らしい人間関係を築けた組織」だという事です。その素晴らしい長岡YEGを育てていただいた先輩方に感謝して、しっかりと引き継いでいきます。そして変化する未来に対応出来るように、今こそ変えていかなければならない事を、1年という短い時間ではありますが、会員全員で考えながら新しい長岡YEGの形を少しずつ作っていきたいと思います。

私が考える長岡YEGの最大の魅力は、会員相互の親睦交流による仲間づくりだと思っています。「仲間」は、時に自分では気づけない価値や可能性を引き出してくれます。「仲間」は時に弱気な自分に喝を入れてくれます。「仲間」は、時に人の成功を自分の事のように喜び更なる「仲間」を連れて来てくれます。「仲間」がいる事で自分が大きく成長できる場所、それが長岡YEGだと思います。長岡という決して大きくない地域で商売をしていると、人の繋がりの大切さは身に沁みて分かると思います。その大切な繋がりを作れる場所がこの長岡YEGです。私はその大事な仲間をつくるのに必要なのは「共感」だと強く思います。長岡YEGの様々な事業を通じ、共に汗をかいて、共に笑い、共に飯を食い、共に悔しい思いをしながら、仲間づくりをしていきましょう。そうして出来た繋がりは一生続いていく素晴らしい関係となり、その結果として商売に発展し、そして地域への繁栄に繋がっていくと考えます。だからこそ会員相互の親睦交流を大事にし、長岡YEGの全ての事業を交流に繋げていきます。

 最後になりますが、是非、会員の皆さんには例会・事業・委員会に多く出席していただき、1人でも多くの仲間を作ってもらいたいと思います。その為には先ず、私自身がこの長岡YEGを楽しまなくてはなりません。参加している1人1人が楽しめば自然に人は集まってくるはずです。そうして出席者が増え、新しい仲間が増えて行けば、新たな風が流れ、これまでとは違った新しい長岡YEGの形が見えてきます。

今年の1年はその想いを胸に活動していきます。

 

令和6年度 長岡商工会議所青年部
会長 山本 英昭